1949-04-22 第5回国会 衆議院 内閣委員会厚生委員会連合審査会 第1号
御承知の通り医藥品は基礎の原料が、甲のものが乙になり、乙のものが丙になり、丙のものからさらに藥をつくるというようなものが化学藥品等には非常に多いわけであります。そうなりますと、原料の價格が上つて参りますと、どうしても價格を引上げて参らなければならないという状態になつて、累次上げて現在のようになつて來ておるわけであります。
御承知の通り医藥品は基礎の原料が、甲のものが乙になり、乙のものが丙になり、丙のものからさらに藥をつくるというようなものが化学藥品等には非常に多いわけであります。そうなりますと、原料の價格が上つて参りますと、どうしても價格を引上げて参らなければならないという状態になつて、累次上げて現在のようになつて來ておるわけであります。
御承知の通り医藥品生産の原料資料等の十分なる入手が困難であります現在におきましては、必要とする医藥形が必ず藥局に備えられているというわけにまいらぬことがあるのであります。從いまして医師があるものと思つて書きました処方せんが、藥局にいきますと備わつていないということで、その間に処方せんをもらいました患者が非常に不便を感ずるということが考えられると思うのであります。
たとえば医藥部外品が今度御承知の通り医藥品として扱われることになつております。從つて医藥部外品として扱われております蚊取線香のようなものであるとか、あるいは脱脂綿のようなものであるとか、さようなものについては、必ずしも藥剤師でなくても、他の技術者でよろしいということに考えているのであります。
御承知の通り医藥品またはこれに類するものといたしましても、医藥部外品、あるいは毒物、劇物というようなものは第一回國会の御審議もいただきまして、別個の法律で取扱つておつたのでありますが、今回はこれらもすべて藥事法案の中に取入れることにいたしておるのであります。このほか医療用器械器具その他の衞生用具がはいつておりますることは、提案理由の説明にありました通りであります。